労働法コラム２２回目
健康診断の時間の賃金支払いは必要？
～一般定期健康診断の時間は、賃金の支払いが望ましいです～

毎年１回行う必要がある一般定期健康診断（特定業務従事者を除く）ですが、この時間に対して給与の支払いが必要か質問されることが多くあります。

一般定期健康診断については、一般的な健康確保を目的として事業者に実施義務を課したものであり、業務遂行との直接の関連において行われるものではないため、賃金支払いの定めは有りませんが「賃金を支払うことが望ましい」とされてます。

厚生労働省：労働基準法＞よくあるご質問

健康診断を受けている間の賃金はどうなるのでしょうか？

ただし、石綿等を取り扱うなど、一定の有害業務に従事する場合の特殊健康診断については、賃金の支払いが必要となります。

なお一般定期健康診断の費用については会社に実施義務があることから、安全衛生法で定められた診断項目の費用について、負担する必要があります（安全衛生法で定められた診断項目以外の部分については、本人負担となります）

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